カテゴリ
全体 Cortijo Eddie Palmieri Angel Canales Freddy Concepcion Mark Dimond João Gilberto Impacto Crea Johnny Pacheco Tito Puente P. R. A. S. Louie Ramirez Mon Rivera Arsenio Rodríguez Roberto Roena Trombanga Bomba Carambomba Coco Label Fania Label 美女ジャケ etc 以前の記事
2013年 02月 2011年 08月 2011年 06月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 最新のトラックバック
Profile
へべれけ aka Sloppy Drunk
1960年代後半はGSとMonkeesに夢中。1970年代はじめにLed Zeppelinをラジオで聽き、續いてAllman Bros.に出會ひ、Bluesへの扉を開かれる。その後ほどなく、Charlie Parkerが雜音のかなたから歩んできてくれる。1977年、Vivid Sound盤"You've Got My Mind Messed Up"でSouthern Soulを知る。1978年頃、Fania All Starsの"Live at Cheetah"でSalsaを知る。同じ年、"Zappa In New York"のFrank Zappaに衝撃を受ける。1980年頃、Talking HeadsによつてFunkへの扉を開かれる。 http://www.lastfm.jp/user/sloppydrunk LINKs Snow & Movie's このblog開設をすすめてくれた友人Snufkinさんが主宰。 ディープの小窓 コルティーホを通じて知合つたLYさんが主宰。ディープなお話滿載。 record correct "errors"? Buzzy-Beeさん主宰。必見。重要レイベルのデザイン變遷がまとめられてゐる超有用サイト。猟盤日記には身につまされる話が隨所にあり、笑ふに笑へません。 twitter
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2009年 04月 23日
"The Legendary João Gilberto" (World Pacific CDP 7 93891 2 廢盤)はジョアン・ジルベルトのオデオン録音がすべてをさめられ、世界で最初のボサ・ノーヴァである'Chega de Saudade'を收録してゐる、ボサ・ノーヴァの最重要盤である。このCDについて、The Warm World of João Gilbertoの項に「なんでも、ジョアンはこのCDの音に激怒してオデオンともめ、いまだ和解にいたらず、よつてオリジナルに準じた形でのCD化ができないといふいはくつきの盤です」と書いた。このことはよく知られたことであるが、ジョアンがどの部分について激怒したのか、具體的に示されたものを見たことがない。
マスタリングの音質に怒つたとか、LP三枚とEP一枚をCD一枚にをさめるためにフェイドアウトさせて曲をちぢめたことに怒つたとか、いろいろな説がある。どれが眞相なのだらうか。 さういふ盤ではあるが、上記のとほり、ジョアンが(ジョビンと一緒に)つくりだした最初のボサ・ノーヴァが聽ける盤であり、これをオリジナル盤の曲順にプログラムして(あるいはmp3化したものでプレイリストをつくつて)何度となく聽き返しては、ジョアンのギターと歌がつくりだす唯一無二の世界をくりかへしくりかへし味はつてきた。 けふは何度目の"Chega de Saudade"だつたらうか、'Maria Ninguém'の異常にはじめて氣がついた。もう何度も聽きかへしてゐるのにはじめて氣がついた。時間表示で0'20"のところで音程がゆれる。一瞬だけだが、たしかにゆれる。 オリジナル盤(LP)は持つてゐないので、上記のU.S.發賣盤"The Warm World of João Gilberto"で確認してみる。こちらはまつたくさういふところはない。 小生ごときのおそまつな耳では氣がつくまでに十年以上かかつたが、おそらくジョアンなら一瞬でわかつただらう。あの完璧主義者がこれを許すはずがない。 ブラジル・オデオンはなぜこのミスを修正しなかつたのだらうか。マスタリングの失敗ならなほせるだらう。なほさなかつた(なほせなかつた)のは、マスターが傷んでかういふ情態になつてしまつてゐたからだらうか。 眞相を究明し、オリジナルの情態で誰もがいつでも簡單に手に入れられて聽けるやうにしてほしい。
by freeheel49
| 2009-04-23 19:24
| João Gilberto
|
ファン申請 |
||